M&A車載電子機器メーカーの慶洋エンジニアリング(東京都港区)は23日、A.I.マティクス(韓国)と「AIを活用した車両制御サービス(FMS)事業」に関する覚書を21日に締結したと発表した。この提携により、両社は日本市場でのAIカメラ「Roadscope(ロードスコープ)」シリーズと安全運転プラットフォーム「Aid(エイド)」の展開を本格化させる計画だ。
「Roadscope」シリーズは、車両内外に設置された最大5チャンネルのカメラから収集した映像データをAIで解析し、ドライバーにリアルタイムで危険を警告する。これにより、運行管理者がプラットフォームを通じてリアルタイムに運行状況を把握することが可能となる。また、既存のデジタコなどのプラットフォームと連携し、柔軟なカスタマイズ対応も実現する。
今回の製品は、既にEマークを取得しており、慶洋エンジニアリングは2024年中にトラックやバス会社に対して5000万円相当の製品を供給する計画で、2025年には1億円以上の供給を目指している。この取り組みにより、同社は日本市場における車載業務用製品の強化を図り、安定的なサービス提供を目指す。
一方、A.I.MATICSは、KOSPI上場企業であるドリームテックの子会社であり、米国、オーストラリア、イスラエルなどで事業を展開している。
また、慶洋エンジニアリングとA.I.MATICSは、2024年9月に日本の東北と九州で開催される「オート・アフターマーケット2024」に出展予定であり、同イベントで製品の実演を披露する計画だ。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com