
▲小松空港全景(出所:郵船ロジスティクス)
国内郵船ロジスティクス(東京都品川区)は26日、郵船ロジスティクス北陸(YL北陸、石川県小松市)とともに、小松空港(石川県小松市)を出発する国内線を利用した国際航空輸送サービスの提供を推進することを発表した。
YL北陸が営業活動を行っている石川県、富山県、福井県の北陸エリアでは、輸出貨物を航空輸送する際、太平洋側の主要空港までトラックで輸送することがほとんどだという。近年は悪天候や自然災害の頻発で高速道路が通行止めになると、北陸エリアから太平洋側に向かう陸送ルートが限られることが課題となっていた。
両社は同空港を出発する国内線を利用し、羽田空港を経由する輸出航空貨物輸送を提案。小松空港は悪天候によるクローズが少なく安定した輸送力を確保することができ、トラック輸送の代替手段として有効だとしている。また、物流の2024年問題により、長距離トラックのリードタイムが長期化する懸念が高まる中、国内線の利用は効果的なBCP対策として選択の幅を広げるという。
なお、同空港が位置する石川県では、県が主体となって同空港の活性化を推進しており、同空港を利用して国際輸送する北信越地方の荷主に対し助成制度を設けるなど、積極的な利用を後押ししている。
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