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CTC、リアルタイム制御の物流システムを発売

2013年4月18日 (木)

荷主伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は18日、リアルタイムで輸配送業務を支援するサプライチェーンネットワークコントローラーの提供を開始すると発表した。

第1号ユーザーとして、兵庫県姫路市を中心にライフケアサービス事業を展開するゴトウ・アズ・プランニングが「訪問時間枠予約」機能の利用を開始する。

同社では、介護用品、寝具などのレンタル品や飲料水の配送業務で、訪問担当者が所持するスマートデバイスとコールセンターから、この機能を利用する。

担当者の配送の情報が瞬時に判明するため、顧客に的確な訪問可能日時の提案が可能になるという。

同社がクラウドサービスで提供するグローバルロジスティクスソリューションに、リアルタイムで訪問予約や貨物追跡を可能にする物流情報統合管理基盤「サプライチェーンネットワークコントローラー」の機能を7月1日から追加するもの。

世界の小売大手で多く採用されている機能を、国内で初めてクラウド型でサービス提供する。

独自に開発したサプライチェーンネットワークコントローラーは、車両数や運行区間・積載率などの車両情報、配送員が持つスマートフォンやハンディターミナル、車載器などから得られる位置情報、輸配送実行状況の情報などをクラウド上に集約し、リアルタイムで制御できる物流情報統合管理基盤。

この基盤を利用し、出荷者、配送者、着荷主などの輸配送の関係者は、それぞれの目的に応じて予約や追跡などの必要な機能を選択し、利用することができる。

基盤を使用した機能として、まずは「訪問時間枠予約」と「リアルタイム貨物追跡」の機能を提供する。

CTCは今後、サプライチェーンネットワークコントローラーを利用したサービスとして、空き車両登録機能(求車機能)やリアルタイム輸送経路選択機能などを追加していく。