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MAN、作業専用エンジン開発

2024年9月5日 (木)

環境・CSRマン・エンジン(ドイツ)は3日、新型30リットルエンジン「D3872」をSMMハンブルクにて初公開したと発表した。この新型エンジンは、特に作業船分野をターゲットに開発され、従来の24リットル「D2862シリーズ」から大幅に排気量を拡大し、より高い出力とトルクを実現している。D3872は、風力発電支援船やフェリー、漁船などの中負荷用途向けに設計され、1213キロワット(1650馬力)を発揮する。また、軽負荷用途向けには1471キロワット(2000馬力)や1618キロワット(2200馬力)のバリアントも提供される予定である。

このエンジンは、最新の排ガス規制であるEPA Tier4およびIMO TierIIIに対応するため、モジュラー式の排ガス後処理システムが搭載されている。また、燃料消費を3-8%削減する最新の燃焼技術も採用されており、運用コストの低減が期待されている。

D3872は、既存の24リットルエンジンに比べてわずか100ミリメートル長くなっただけで、取り付け寸法はほぼ同一であるため、新造船だけでなく、存船のリパワリングプロジェクトにも適している。開発過程では長時間の試験が行われ、高い耐久性と信頼性が確認されている。また、このエンジンは再生可能ディーゼル燃料にも対応しており、持続可能な燃料の使用が可能である。

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LOGISTICS TODAY編集部
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