国際独・商用車メーカーのMAN(マン)は現地時間23日、欧州の商用車ジャーナリストが選ぶ「インターナショナル・トラック・オブ・ザ・イヤー2021」に同社の大型トラック「TGX」が選出されたことを発表した。
同社によると、同賞の審査員は「TGX」の完全にデジタル化されたディスプレイ表示や、直感的に操作できる運転機能、マルチメディア機能を持つステアリングなど、ドライバーの運転快適性を高く評価。空気抵抗の少ないキャブ設計とGPSクルーズコントロールシステムによって、従来比8.2%の燃費改善を実現したことも評価された。
このシステムは、車両の転回や車線変更を支援する機能や、車線逸脱を防止する機能などを搭載し、ほかの車両や歩行者の安全にも配慮されている。
インターナショナル・トラック・オブ・ザ・イヤーの代表を務めるジアネンリコグリッフィーニ氏は、今回の受賞理由について「新しいマンTGXは、ドライバーの快適性や燃費効率、(通信などの)接続性、ドライバーと車両の協調において、大きく前進している。未来志向のトラックだ」と総評した。