調査・データ大和ハウスグループの大和ライフネクスト(東京都港区)は13日、来年4月に就職する予定の就職活動中の学生は、就職先選びで福利厚生をもっとも重視しているとの調査結果を公表した。社員寮の利用については、「入りたい」「入りたくない」の答えが分かれたが、インターネットが無料できる場合は「入りたい」が85%を占めた。
調査は来年3月卒業予定の就職活動中の学生、400人を対象に実施。7月18日から23日までインターネットを通じて、就職活動に対する考え方などを聞いた。
調査結果によると、「企業選びで重視すること」を複数回答で尋ねたところ、もっとも多かったのは「福利厚生が整っている」で44.3%、次いで「給与の高さ」39.8%、「職種に興味がある」32.8%が続いた。「最も重視していること」でも、「福利厚生が整っている」がもっとも多く18.3%だった。
企業の福利厚生について魅力を感じるものについて複数回答で尋ねると、1位は「休暇制度(病気休暇、リフレッシュ休暇、ボランティア休暇など)」で53.8%、次いで「働き方(フレックスタイム制度、テレワークなど)」が50.8%、「住宅(社宅、住宅手当てなど)」が37.5%と高かった。
一方、「社員寮に入りたいと思いますか」という問いに対しては「入りたい」と「やや入りたい」の合計が50.0%、「入りたくない」と「やや入りたくない」の合計が50.0%でちょうど半々に分かれた。入りたいと思う社員寮のサービスや設備は「インターネットが無料で利用できる」が最も多く85.0%、次いで「自身の賃料負担額が1-2万円程度」が80.3%、「家具・家電付きの部屋がある」が79.5%となった。
また、社員寮に入りたいと回答した学生は、「大手企業に就職したい」という回答の割合が全体から10ポイント以上高く43.0%だった。就職活動に精力的に取り組む傾向も見られ、大学が実施する合同企業説明会への参加、エージェント型の就職サイトへの登録・利用、OB・OG訪問については、それぞれ全体と比べて10ポイント以上高い結果になった。
同社は「今の学生は企業選びの際に、業務内容よりも条件面を重視する傾向が高いことがわかった。福利厚生を充実させることは、採用活動での差別化につながると考えられる」としている。
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