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東大生の就職検討先、物流業界への注目度上昇か

2023年1月12日 (木)

▲西成活裕教授

行政・団体東大生の就職候補先として物流業界の注目度上昇か――。12日に開催された第3回高度物流人材シンポジウム(国土交通省、経済産業省、SIPスマート物流サービス研究推進法人共催)で、基調講演した東大先端科学技術研究センターの西成活裕教授が、2024年4月入社に向けて就職活動を検討する東大生63人に就職対象業界について尋ねた調査で、「物流(倉庫・運輸)」を検討しているとの回答が3件あったことを明らかにした。

調査は複数回答可の形で行われたもので、全18業界のうちトップは「情報・通信」が28件(44.4%)、コンサルタントが17件(27.0%)。「物流(倉庫・運輸)」は回答者63人に対して3件で、全体の4.8%であるものの、西成教授はこれまでの東大生の就職先候補として物流業界は対象に入らなかった傾向から変化が見られると指摘。物流の中核人材の獲得に向けた前向きな話題として、シンポジウムの聴講者に結果を披露した。

また東大で20年度から開講されている高度物流人材の育成を目的にした「先端物流科学特論」について、履修登録者数が22年夏学期が96人に達したと説明。20年夏の初回以降、100人規模が履修する大学院の講座は珍しいとして、物流への社会的関心の高まりや複数の物流企業などが講師陣を務めるプログラムの充実ぶりが背景にあると分析した。

高度物流人材育成のカギは、大手物流や荷主討論

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LOGISTICS TODAY編集部
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