調査・データ採用向けSNS運用サービス「リクスマ」を運営する、よつば制作所(東京都豊島区)は28日、就職・転職活動中のZ世代の8割がSNSを活用しているとの調査結果を公表した。SNSの「おすすめ」や「ショート動画」をきっかけに志望した企業があったとの回答も5割を占めた。
同社は、就職活動の時期を迎えた1990年代半ばから2010年代初頭にかけて生まれたZ世代が、SNSを就職・転職活動でどのように活用しているかを探るため、今年8月1日、2日の両日、東京都内在住の20代男女200人に、インターネットを通じてアンケートを実施した。
就職活動・転職活動でのSNSの利用状況については、何らかの形でSNSを活用している回答したのは全体の41.5%だったが、就職活動や転職活動を行っている最中の回答者だけを見ると、SNSを活用している人は78.3%となった。特に「常に活用」の回答が11.5%から31.7%へと大きく上昇し、就職活動・転職活動中はSNSによる情報収集が活発になっている状況がうかがえる。
また、SNSで自動表示される「おすすめ」や「リール/ショート動画など」から実際に志望企業となった企業はあるか、という問いに対しては、就職活動・転職活動中の回答者の50%が「あった」と答えた。
おすすめやショート動画で、ついつい見てしまうコンテンツについては、「業界あるあるや雑学・豆知識」が最も多く20.0%で、社員や社長のインタビュー(15.5%)専門技術紹介や技術力PR(15.0%)が続いた。一方で就職・転職活動中の場合は、「待遇や福利厚生の紹介やPR」が25.0%と最も高かった。また、「社員のスケジュール密着」や「社員アンケートやクイズ」の割合が、回答者全体に比べて高くなる傾向が見られた。
同社は「採用にSNSを運用することは非常に効果的で、物流運送や土木建築などZ世代との接点が少ない業界ほどSNSでのショート動画運用は有効かもしれない」などと分析している。
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