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常盤産業がオンタリオによる公開買い付けに賛同を発表

2024年9月20日 (金)

ロジスティクス常磐興産は9月9日、オンタリオ合同会社による株式公開買い付けに対して、賛同の意見を表明したと発表した。同社の取締役会は、オンタリオ合同会社が9月10日から開始する第1回公開買い付けに応募することを株主に推奨すると決議した。第1回公開買い付けの価格は1株1650円に設定されている。

オンタリオ合同会社は、2024年6月に設立された企業で、フォートレス・インベストメント・グループが支援している。
今回の公開買い付けの目的は、常磐興産を完全子会社化することであり、この取引が成立すれば、常磐興産の株式は東京証券取引所のスタンダード市場から上場廃止となる予定だ。

公開買い付けは二段階で行われる予定で、1回目の買い付けが成立した場合、2回目の公開買い付けが続く。第2回公開買い付けの価格は1株1240円と設定されており、第1回公開買い付けの価格よりも低い価格となった。第2回公開買い付けは特定の大株主を対象として行われる予定だが、取締役会はこの第2回公開買い付けについては賛同の意見を留保し、中立の立場を取ることを決定している。

取締役会決議では、オンタリオ合同会社が両回の公開買い付けを通じて常磐興産を完全子会社化し、最終的に上場廃止となることを前提に議論が進められた。また、取締役会は公開買付価格の公正性を確保するための措置を講じており、取引の公正性と株主の利益を守るため、慎重に検討を行った。

フォートレス・インベストメント・グループは、今回の公開買い付けにより常磐興産のレジャー事業への投資を強化し、企業価値の向上を目指すとしている。常磐興産が運営する「スパリゾートハワイアンズ」を含む施設の運営において、フォートレスのノウハウを活用することで、経営基盤を強化し、今後の事業拡大を図る方針である。

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LOGISTICS TODAY編集部
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