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プラスオートメーション、庫内の全自動化目指す

2024年9月20日 (金)

イベント物流ロボットのサブスプリクションを提供している+Automation(プラスオートメーション、東京都江東区)は、東京ビッグサイト(同)で行われた国際物流総合展に出展した。

同社はブースにて新しい自動倉庫システムのAirRob(エアロボ)のデモンストレーションを実施。AirRobは荷物のピッキングから出庫までを一貫して請け負うシステム。

同ソリューションはラック、荷物を収容する箱であるトート、ピッキングロボットのAirRob、ピッキングされた荷物を作業者の元まで搬送するAGVであるFloorBot(フロアボット、tソート)、作業者が仕分けを行うワーキングステーションという5つの要素で構成される。

AirRobはラックの側面を垂直・水平に移動するピッキングロボット。ラックの側面を駆け巡り、トートごと商品をピッキングする。ピッキングされたトートはAirRobからFloorbotに引き渡され、作業者が待つワーキングステーションに搬送される。今回のデモンストレーションでは作業者が仕分けを行うワーキングステーションとして、t-Sort 3D(tソート3D)と組み合わせた展示が行われた。

作業者はFloorBotが運んできたトートから商品ピースをピッキングすると、貼付されているバーコードをスキャンし、待機しているアームの上にピースを載せる。あとは機械が自動で荷物を仕分け、梱包プロセスに入ることができる。AirRobとt-Sort 3Dを組み合わせれば、荷物のピッキングから出荷、仕分けまで、作業者はバーコードのスキャンをするだけで、工程のほぼ全てを自動化することが可能だ。

▲ソリューション営業室室長の齊藤玄氏

AirRobは毎時600ルートの処理能力を誇り、1台のAirRobで毎時150個のトートをピックすることが可能。また、細かいものを少しずつピックするのが得意なため、アパレルや雑貨などSKU(商品の最小単位)が多いカテゴリーに非常にフィットするソリューション。ロボットが行き来できる空間さえ確保できればよい上に、天井高ギリギリまでラックを組むことが可能なため、保管効率を高めることもできる。

+Automationソリューション営業室室長の齊藤玄氏に、Air Robの今後について聞くと「今はまだトートを受け取る作業を人間が行っている。ほかのソリューションと連携することで、今後はその工程も自動化することを目指していきたい」と語った。

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LOGISTICS TODAY編集部
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