財務・人事カクヤスグループ(東京都北区)は18日、ことし5月15日に公表した2025年3月期第2四半期累計期間と通期の業績予想を修正した。
2025年3月期第2四半期(累計)連結業績予想では、売上高は前回公表予想674億3000万円に対し、今回修正予想664億円で1.5%減。営業利益は8億5000万円で36.1%減。純利益は69.1%減の5600万円減とした。
2025年3月期通期の連結業績予想では、売上高は0.4%減の1368億円、営業利益は16.7%減の30億円、当期純利益は27.3%減の16億円。
主力の飲食店向け売上は想定通りに受注を獲得できているものの、第2四半期における店頭販売事業が想定より下振れし、宅配に関しては堅調な酒類需要に対して配達人員の不足で配達枠を充たせないことで機会損失を招来しており、業績予想を下回った。利益面でも、人員不足解消のための積極的な採用活動が奏功し、人員増に繋げられたものの、昨年10月のベースアップも踏まえ人件費負担が先行し、上期の業績予想を下回る見通しとなっている。
同社はこれらの見通しを踏まえ、下期では、堅調な飲食店向けの売上は維持しながらも、配達人員増と8月に買収した大和急送の活用による宅配枠の充足により、主力の配達による売上獲得をさらに強化していく方針。軟調だった店頭販売事業につきましても、業績向上に努めるとしている。
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