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物流業界、退職者増で中途採用に積極的

2024年10月1日 (火)

調査・データマイナビ(東京都千代田区)は9月30日、2024年1月から7月に中途採用を行った企業の人事担当者を対象に実施した「中途採用実態調査(2024年)」の結果を公表した。「運輸・交通・物流・倉庫」の物流業界では、退職者の増加にともない、中途採用に積極的な傾向が見られた。

調査は7月10日から16日まで、中途採用業務に携わっている人事担当者を対象にインターネットを通じて実施。1600人から回答があった。

調査結果によると、中途採用を実施した理由で最も多かったのは「即戦力の補充」で48.1%、次いで「退職者の増加(自己都合による欠員の増加)」が32.8%、「既存事業の拡大」32.3%と続いた。

「物流の2024年問題」から半年が経過した「運輸・交通・物流・倉庫」では、「退職者の増加(自己都合による欠員の増加)」が42.5%で最多となり、前年から13.0pt増加した。物流業界では、今年4月から時間外労働の上限規制が適用されるのに合わせ、採用に積極的な姿勢が見られていたが、半年が経った現在、入社した人材の定着について課題があることがうかがわれる結果となった。

今後の中途採用意向については、「今後は積極的になる」「今後はやや積極的になる」を合わせると53.9%(前年比0.1ポイント増)となり、「今後は消極的になる」「今後はやや消極的になる」を合わせた7.7%(前年比0.4ポイント減)を大幅に上回った。前年とほぼ同様の傾向が見られ、企業の中途採用意欲は今後も高い水準が保たれるとみられる。

「運輸・交通・物流・倉庫」では、「今後は積極的になる」が21.7%で、全業種のうち最も高く、全体の割合に比べ4ポイント近く上回った。「今後はやや積極的になる」と合わせると55.7%だった。

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LOGISTICS TODAY編集部
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