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板橋に新設のMFLP、広大なドローンフィールド併設

2024年10月7日 (月)

拠点・施設三井不動産と日鉄興和不動産は2日、同日に完成した街づくり型大型物流倉庫「MFLP・LOGIFRONT東京板橋」内に開設した、東京都では初となる物流施設併設型のドローン実証実験施設「板橋ドローンフィールド」を公開した。

施設監修・運営は日本UAS産業審議会(JUIDA・東京都文京区)とブルーイノベーション(東京都文京区)が担う。

同施設は東京都23区内にありながらも、広大な敷地を活かしたドローンエリアや実稼働施設を活用する実験場となる。ドローン事業者への賃貸用R&D区画、会員事業者の交流のためのコミュニティスペースなども完備しており、ドローンによる物流配送や点検・警備、災害時活用などに向けた研究開発・実証実験の「場」や、ビジネスのための「会員制コミュニティ」を提供する。

また、スタートアップやアカデミア、公的機関などさまざまな企業・団体との連携体制の構築を図りながらドローンおよびその周辺技術の社会実装を支援する。

▲板橋ドローンフィールド

ドローン飛行用ネットフィールド(650平方メートル)は5面ネットになっており、申請不要で飛行可能。高さは14メートルあり国家資格の講習試験に対応している。「KDDIスマートドローンアカデミー」などのスクールも開講する予定。またフットサルコートとしても使用可能だ。

▲「MFLP・LOGIFRONT東京板橋」屋上のドローン離発着場

「MFLP・LOGIFRONT東京板橋」屋上のドローン離発着場。太陽光パネル点検や災害時物資発送などに活用する。また屋上だけでなく敷地内駐車場では利用者が持参したドローンポートを設置することもできる。

太陽光パネル、外壁、橋梁などの点検にはドローン活用により省人化、効率化が期待される。またバルコニーを用いたドローン配送についての実験も実稼働中の物流施設で実施可能。

▲高性能ドローンポート

施設で行われる実証実験の一例として取材当日公開された高性能ドローンポート。インフラ点検や緊急物資輸送の現場でのニーズが高まっているとのこと。

▲垂直配送用ドローン

東京大学と三井不動産の産学共創協定のもと研究が進む垂直配送用ドローン。高層マンションやビルでの活用が期待されている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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