サービス・商品鉄鋼総合商社のメタルワン(東京都千代田区)と、日本アイ・ビー・エム(東京都港区)は10日、両社が開発した自動車鋼板流通向けのデジタル・プラットフォーム「Metal X」(メタルエックス)の第2弾サービスとして、日次鋼材調達のための「日次共通納期管理表サービス」の提供を開始したと発表した。
同プラットフォームは、鉄鋼のサプライチェーンに幅広く携わってきたメタルワンのノウハウを生かし、自動車業界の流通に関わる複数企業がデータをシェアすることで鋼材調達業務をDX化するプラットフォームとして、両社が開発。昨年4月からサービスを提供している。
第1弾として導入した、企業横断型の部品表(BOM)情報を管理する「原単位連関表」を利用した月次の鋼材所要量自動算出サービスは、すでに自動車メーカー、部品メーカーなどで活用されている。
今年8月からリリースされた日次共通納期管理表サービスは、サプライチェーン横断で日々の受発注や出荷・納入状況の管理を簡素化する。大きく分けて、複数商社・コイルセンターに対し効率的に新規注文や注文変更ができる機能と、注文に対する出荷の予定や納入実績を一元的に管理できる機能があり、発注者や外注先と、受注者が共通の管理表で注文情報と出荷情報をリアルタイムに確認できる。
これまでは、受注者である商社やコイルセンターに電話やFAX、メールなどさまざまな方法で注文内容を伝え、受注者が管理していたが、このサービスを使えば、Metal X 上で注文情報や出荷情報を企業間や部署間で一元管理できるようになる。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com