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アサカ理研、再生LiB量産へいわき工場増設

2024年10月17日 (木)

環境・CSRアサカ理研(福島県郡山市)は10日、同社のいわき工場を増設し量産設備の導入を進めることを発表した。総投資額は70億円で、稼働開始予定は2026年中としている。

同社は、持続可能な循環型社会の実現を目指し、リチウムイオン電池(以下 LiB:Lithium-ion Battery)再生の事業化に取り組んできた。廃棄されたLiBに含まれるリチウム(Li)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、マンガン(Mn)等のレアメタルを回収・再生。再び原料として安定的に供給する”LiB toLiB”(水平リサイクル)の実現を目指し、いわき工場はレアメタル・レアアースにおけるリサイクルの研究開発拠点を担っている。

LiB再生処理において発生するCO₂・廃棄物の排出量低減や原料の回収率について求められる水準は世界的に高まっている。
同社は、持続可能な循環型社会の実現を達成するためには「リサイクル処理のグリーン化」が必要不可欠だとし、環境負荷(CO₂排出・廃棄物等)を大幅に低減させつつ、高い回収率を達成する独自工程の開発はすでに成功。この工程をいわき工場に導入するために大規模な追加設備投資を行った。

また、この事業においては車載用LiBメーカーであるプライムプラネットエナジー&ソリューションズ(東京都中央区)と共同開発を行っており、工場において排出される工程廃材リサイクルの一部を同社に委託することに合意した覚書(MOU)を締結している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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