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印刷業産廃物リサイクル、サカタインクスGが実証

2024年10月21日 (月)

調査・データサカタインクス(大阪市西区)は18日、グループ会社であるサカタラボステーションおよび阪田産業と、名古屋市に本社を置く名古路商事(名古屋市北区)との協業で、PET廃材の再利用に向けた実証実験を開始すると発表した。この実験は、サインやディスプレイの加工工程で発生するPET廃材をリサイクルし、廃棄物の再資源化を進める取り組みの一環である。

今回の協業は、広告業界において環境に配慮した製品やサービスへの需要が高まる中、サステナビリティへの対応を強化するものだ。サカタラボステーションは、屋外広告や店舗ディスプレイの製作・加工を手がけており、従来は廃棄物を産業廃棄物として処理していたが、今回の実証実験を通じて、廃材の再利用によるサーキュラーエコノミーの実現を目指す。

具体的には、ストレッチPE(ポリエチレン)、フレコンバッグ、プラスチックドラム、PETなどの廃棄物を対象に、リサイクル可能な素材の再利用に取り組む。加えて、アルミ蒸着フィルムや複層品などの特殊な素材についてもリサイクル可能な方法を模索する。名古路商事は、リサイクル専門商社として長年の経験を持ち、今回の協業を通じて、同社の技術力を活かしてリサイクルプロセスの構築を支援する。

これまでに、同グループは廃インキや金属スクラップのリサイクルにも取り組んできており、今回の協業はその延長線上にあるもの。さらなる廃材のリサイクル拡大を目指す。実証実験の成果が期待される中、同社はリサイクルパートナーの募集も開始しており、業界全体での取り組みの拡大を図る方針を示している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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