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国際運輸労連、外航船員の労働条件改善を強調

2024年10月21日 (月)

ロジスティクス国際運輸労連(ITF)は19日、外航船員の権利と労働条件の新たな基準として「マラケシュポリシー」を採択したと発表した。このポリシーは、ITFが推進する便宜置籍船(FOC)キャンペーンの基盤となるもので、船員の賃金や労働条件を守る最低基準を定めている。また、コロナ禍におけるグローバルサプライチェーンの重要性や、気候変動対策における海運業界の役割を再認識し、持続可能な海運業の確立を目指している。

マラケシュポリシーは、FOC船の乗組員の賃金・労働条件を規定するITF協約の基盤となり、船員と港湾労働者が協力し合い、船員が不当な作業を押し付けられることを防ぐことも強調されている。ITFは、船員の権利が尊重されることで海運業が真に持続可能になると主張し、今後も船員の労働条件改善に向けた取り組みを継続する意向を示した。

また、港湾労働者の権利や安全を守るため、ラッシング作業を含む港湾での職務の境界を明確にし、企業のコスト削減による船員への負担を防ぐことも重視している。今回の総会では、6人の功労者に対して「ITF金バッジ」が贈られ、その活動が称賛された。

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LOGISTICS TODAY編集部
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