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タニタ、運送事業者向け酒気帯び計測センサーを発売、来年4月に義務付け

2010年6月3日 (木)

サービス・商品タニタのアルコールセンサーHC-211タニタは8月1日、プロドライバーの酒気帯び確認など業務用途で使用できるアルコールセンサー「プロフェッショナル”HC-211″」を発売する。呼気中のアルコール濃度を0.01ミリグラム/l単位ではかることができる高精度計測が特徴で、価格は1万2600円(税込み)。運送事業者などの法人を中心に当初、年間3000台の販売を見込む。

 

国土交通省による「旅客自動車運送事業運輸規則及び貨物自動車運送事業輸送安全規則、関係通達の一部改正」で、11年4月1日からすべての運送事業者が、ドライバーの点呼時にアルコール検知器を使用して酒気帯びの有無を確認することが義務づけられる。

 

HC-211は、点呼時の酒気帯びチェックに使用できる高精度の業務用アルコールセンサーで、本体にマウスピースを取りつけて約5秒間息を吹き込んで計測する。

 

サイズは突起部分を含めて縦145×横42×高さ24ミリメートル、重さは130グラム。持ち運びが容易なコンパクトサイズとなっているほか、息を吹き込むマウスピース部分を交換式とすることで、複数の利用者でも使えるようにした。

 

また、センサーユニットは500回または使用開始から半年間使用でき、交換が可能。

 

タニタは同時に、NTTドコモの第3世代携帯電話サービス「FOMA」と連動できる姉妹機「HC-218D」も発売する。計測機能はHC-211と同等で、FOMA端末と接続し、遠隔地にいるドライバーの酒気帯びの有無を一元チェックできる。「FOMAテレビ電話アルコールチェックシステム」として、ドコモエンジニアリングが販売する。