イベント現代自動車(ヒュンダイ、韓国)と起亜自動車(起亜、韓国)は、革新的なスマート工場製造技術を共有する新技術展示会「E-FOREST TECH DAY 2024」を開催すると発表した。同イベントは、研究開発成果の共有と技術応用分野の拡大を目的に設立され、今回は10月22日から24日まで、現代自動車・起亜義王研究所で開催される。
同イベントには両社のほかに、現代モービス、現代ロテム、現代ウィア、現代オートエバー、現代グロービス、現代トランシスなど現代自動車グループ6社が参加し、SDF(Software-Defined Factory)、AAM(先進航空モビリティ)、ロボティクス、スタートアップの4つのテーマホールで200以上の新しい製造技術を紹介する。
紹介される最新技術には、製造AI(人工知能)やデジタルツイン、自動物流・組立、ロボティクス・ソリューション、AAM製造技術などが含まれ、展示される200の技術のうち28がグループ会社から提供され、5つの新興企業も参加して総合的な展示を行う。
同展示会で紹介される物流用自律移動ロボット(AMR)ナビゲーションコントロールソフトウェアは、ロジスティクスロボットの活用に必要な制御とコマンドソフトウェアアルゴリズムを内蔵しており、前進と直進しかできなかった従来技術とは異なり、前後左右への移動を可能にしている。左右の車輪の回転制御により、物流ロボットは重い荷物を積載していてもカーブをスムーズに走行できる。
ほかにも、非定型フレキシブル部品(HOSE)自動組立技術は、AIビジョンアルゴリズムによりホースやワイヤーなどの非定型部品を認識するプログラムで、自動的にピッキングポイントを算出し、制御指令を出す。ヒューマノイドロボットが工場に導入された際、自律的な工場運営に重要な技術である。
また、無限多軸保持具は、工場のフレキシビリティを高めるために効果を発揮し、ドア、フード、ホイールなど、さまざまな部品を1つの冶具で組み立てることができ、冶具の作成コストを削減可能。部品が変更されると、対応する情報が自動的にPCに入力され、冶具の部品固定点が自動的に移動し、最終的に部品構造が固定される。
加えて、インダストリーワイドソリューションは、工場環境における安全検査や設備点検をリアルタイムで行うことができる技術で、AIや視覚処理、ビッグデータ処理などを活用したインテリジェントな検査技術を導入することで実現。目・鼻・口に相当する各種センサーを活用する。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com