ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

グッドマン常総で自動化導入のメリット見出す

2024年10月25日 (金)

ロジスティクス本誌主催特別企画セミナーイベント『物流自動化の「担い手」に新潮流』と施設見学会が23日、グッドマン常総(茨城県常総市)にて開催された。

当日はギークプラス(東京都渋谷区)の代表取締役CEO・加藤大和氏とグッドマンジャパン(東京都千代田区)リーシング統括部長・坂本聖司氏、本誌編集長・赤澤裕介が登壇。遅れている日本の物流現場の自動化、ギークプラスの国内成功事例、自動化投資の考え方、今後の展望などについて討論し、企業内の物流担当者など47人が聴講した。

▲(左から)グッドマンジャパン・リーシング統括部長の坂本聖司氏、ギークプラス代表取締役CEOの加藤大和氏

加藤氏は日本の物流現場の自動化が進まない理由について「海外に比べ人件費が安く、作業品質が高い日本では、短期的に自動化のメリットを見出すのが困難だった。だが自動化によりコスト改善だけでなく売上も上昇することでROI(投資対効果)が高まる」と話した。さらに大型スポーツ用品販売チェーン店のアルペンのEC(電子商取引)事業部による自動棚搬送ロボット導入事例なども紹介した。

坂本氏は「3PL企業は賃貸借の契約期間の制限もあり、初期投資に二の足を踏みがち。ただ季節波動商品などのバッファー的倉庫からでも試験的に導入して効果を実感して欲しい。それが不動産施設と物流企業の互いの拡張、成長につながる」と期待を寄せた。

また、これからの物流自動化をけん引するキープレイヤーについても議論。「分散している物流センターをネットワーク化するためのソフトウエアを開発中」(加藤氏)とも明かした。

▲ギークプラスの自動棚搬送ロボット

その後、参加者はグッドマン常総の4階に移動し、ギークプラスの「自動棚搬送ロボット」が稼働するピッキングの現場を見学、体感した。

なおこのパネルディスカッションやロボット、グッドマン常総を体感した本誌主催イベントの模様は録画収録し、YouTubeにて限定配信している。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com