ロジスティクス本誌主催特別企画セミナーイベント『物流自動化の「担い手」に新潮流』と施設見学会が23日、グッドマン常総(茨城県常総市)にて開催された。
当日はギークプラス(東京都渋谷区)の代表取締役CEO・加藤大和氏とグッドマンジャパン(東京都千代田区)リーシング統括部長・坂本聖司氏、本誌編集長・赤澤裕介が登壇。遅れている日本の物流現場の自動化、ギークプラスの国内成功事例、自動化投資の考え方、今後の展望などについて討論し、企業内の物流担当者など47人が聴講した。
加藤氏は日本の物流現場の自動化が進まない理由について「海外に比べ人件費が安く、作業品質が高い日本では、短期的に自動化のメリットを見出すのが困難だった。だが自動化によりコスト改善だけでなく売上も上昇することでROI(投資対効果)が高まる」と話した。さらに大型スポーツ用品販売チェーン店のアルペンのEC(電子商取引)事業部による自動棚搬送ロボット導入事例なども紹介した。
坂本氏は「3PL企業は賃貸借の契約期間の制限もあり、初期投資に二の足を踏みがち。ただ季節波動商品などのバッファー的倉庫からでも試験的に導入して効果を実感して欲しい。それが不動産施設と物流企業の互いの拡張、成長につながる」と期待を寄せた。
また、これからの物流自動化をけん引するキープレイヤーについても議論。「分散している物流センターをネットワーク化するためのソフトウエアを開発中」(加藤氏)とも明かした。
その後、参加者はグッドマン常総の4階に移動し、ギークプラスの「自動棚搬送ロボット」が稼働するピッキングの現場を見学、体感した。
なおこのパネルディスカッションやロボット、グッドマン常総を体感した本誌主催イベントの模様は録画収録し、YouTubeにて限定配信している。
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