ロジスティクス日華化学は17日、鹿島工場の第一期工事が完成し、今月下旬から操業を開始すると発表した。
鹿島工場では、これまで関東工場(千葉県旭市)で生産していた非イオン界面活性剤をすべて移管し、生産能力を大幅に増強。中国やアセアン各国のグループ子会社などへの原料供給拠点として、事業拡大・競争力強化を推進するための中核工場に位置付ける。
鹿島工場の完成により、同社は国内3工場、海外に8つのグループ拠点工場を保有することになるが、今回の移管後に第二期工事が完成次第、関東工場を全面移管する方針。
■鹿島工場・第一期工事完成後の概要
所在地:茨城県神栖市東深芝16番25号(鹿島コンビナート神之池西部地区)
土地面積:約5万平方メートル(約1万5000坪)
建物面積:約2640平方メートル(工場・倉庫2棟・管理棟延床計)
生産能力:2万5000トン/年
生産品目:非イオン界面活性剤など(化学品原料、脱墨剤、洗浄剤など)
投資金額:約33億円(建物、設備、土地など合計)
人員:16人