サービス・商品モード(米国)は9日、現場DX(デジタルトランスフォーメーション)プラットフォーム「BizStack」(ビズスタック)に、水害リスクのリアルタイム監視を支援する「濁水槽 水位検知App」と「浸水検知App」を追加したと発表した。建設、解体、造成工事などの現場における漏水、浸水、溢水リスクの早期検知と迅速な初動対応を支援する。
国土交通省によると、2024年の全国の水害被害額は7688億円(暫定値)に上る。また気象庁のデータでは、1時間50ミリ以上の短時間強雨の年間発生回数が過去50年で1.5倍に増加しており、建設現場における水害リスクへの備えの重要性が高まっている。一方、多くの現場では目視巡回による確認が中心で、人が常時監視できない場所や立ち入りが困難なエリアでは異常の早期発見が難しいという課題がある。
濁水槽 水位検知Appは、水槽上部に設置した距離センサーで水面までの距離をリアルタイムに計測し、水位が危険水準に近づくとアラート通知を行う。濁水の流出による周辺環境への影響や工事停止などのリスクに対し、溢水前に状況を把握し、水中ポンプの追加投入や流入量調整などの対応を可能にする。
浸水検知Appは、水に触れると発電してBizStackへ通知を送るリボン型センサーを活用し、人が立ち入りにくい場所や広範囲エリアでの浸水をリアルタイムに検知する。地下ピットや免震設備周辺などでの水の侵入を早期に把握し、迅速な対応や定期巡回の負担軽減につなげる。
BizStackは、IoT(モノのインターネット)センサーやカメラ、既存システムなどのデータを一元的に統合し、AI(人工知能)を活用した業務効率化や安全性向上を支援するIoTプラットフォーム。建設、製造、物流などの現場で発生する多様なデータをリアルタイムに収集・解析できるという。
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