調査・データ名古屋港管理組合は26日、2023年の統計を発表した。入港船舶隻数、船舶総トン数ともに前年を上回った一方で、総取扱貨物量は前年を下回った。
入港隻数は2万8302隻(前年比2.5%増)、総トン数は2億1692万トン(同6.1%増)で、隻数と総トン数の両方で前年実績を上回った。また、外航船舶の入港隻数は7290隻(7%増)、総トン数は1億7792万トン(6.9%増)で、全体の5割以上を占めるコンテナ船は4000隻(12%増)、総トン数は8246万トン(13.6%増)と共に前年を上回った。内航船舶も、2万1012隻(1.1%増)、総トン数は3901万トン(2.4%増)で増加した。
海上出入貨物では、総取扱貨物量は1億5784万トン(3.5%減)と前年を下回ったものの、22年連続で全国1位を維持。外貿貨物取扱量は1億905万トン(0.3%増)で、24年連続で全国1位となった。
外貿貨物は、輸出貨物量は4306万トン(2.7%増)。完成自動車と自動車部品で全体の6割以上を占め、国・地域別では中国(478万トン)、アメリカ(458万トン)、オーストラリア(302万トン)が上位を占めた。輸入貨物量は6599万トン(1.3%減)で、LNG(液化天然ガス)、鉄鉱石、原油、石炭などの天然資源が5割以上を占めた。輸入先はオーストラリア(1420万トン)、中国(1245万トン)、アメリカ(532万トン)が上位を占めている。
内貿貨物の移出貨物量は2435万トン(13.2%減)で、完成自動車、鉄鋼、重油、揮発油が多くを占めた。移入貨物量は2445万トン(8.7%減)で、完成自動車、鋼材、セメントが多かった。
外貿コンテナ貨物量は4493万トン(2%減)、コンテナ数は253万TEU(0.1%増)とほぼ前年並み。輸出量は2235万トン(3.5%増)、輸入量は2258万トン(6.9%減)だった
輸出は自動車部品、完成自動車、産業機械が上位品目で、輸入は衣服・身回品、自動車部品、電気機械が多かった。輸出国別では、中国(399万トン)、アメリカ(332万トン)、タイ(172万トン)が上位。輸入国別では、中国(997万トン)、ベトナム(169万トン)、タイ(150万トン)が主な取引先となった。
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