国際UDトラックス(埼玉県上尾市)は29日、環境省が進める地域共創型カーボンニュートラル(CN)技術開発事業において、ボルボ・トラックのLNGトラクターの運用を開始したと発表した。この事業は、三菱商事が代表事業者として環境省から受託し、北海道苫小牧市および石狩市に小規模LNG充填設備を設置し、CO2排出削減の実証実験を行うもの。
同事業に提供されたのは、ボルボ・トラックのFH LNGトラクターで、今年7月から2台が運用を開始。LNG(液化天然ガス)を燃料とすることで、ディーゼル車と比較して20%のCO2排出を削減可能で、さらにバイオメタンを混合すれば削減率が向上する。また、LNGは軽油と比較して安全性が高く、漏出時には蒸発しやすく、着火のリスクが低いため、輸送に適している。トラックは最長800-900キロの走行が可能で、LNGが切れた際も軽油での走行が可能となっている。
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