拠点・施設日本ゼオン(東京都千代田区)が28日に発表した2025年3月期の通期連結業績予想は、売上高が前期比8.6%増の4150億円、営業利益が同14.6%増の235億円、最終利益が38.9%減の190億円と変更した。
変更の理由として、同社の水島工場(岡山県倉敷市)の稼働を10月より停止したことを発表した。同工場では高機能樹脂(シクロオレフィンポリマー)を合計4つの生産系列にて製造しているが、それら生産系列中、1生産系列に不具合が発生し、その不具合解消を目的として当該生産系列の稼働を停止した。当該生産系列の稼働再開には3か月程度の期間を要する見通しだが、顧客への製品出荷については現有在庫の活用などで対応する。これにより稼働停止期間中の固定費、設備復旧費用などによる19億円の費用発生を見込んでいるという。
今期は累計で、売上高が前年同期比15%増の2133億5000万円、営業利益が同77.6%増の168億200万円、純利益は同18.7%増の123億円で増収増益だった。
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