ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

食品価格値上げ、25年も継続的に拡大

2024年10月31日 (木)

調査・データ帝国データバンク(東京都港区)は10月31日、ことし11月の食品値上げに関する調査結果を発表した。これによると、11月には前年同月から2倍近い282品目の食品が値上げ対象となり、11か月ぶりに前年を上回る水準となった。特に「加工食品」や「菓子」分野での値上げが目立ち、菓子は35か月連続で値上げ対象品目に含まれた。

2024年の値上げは、主に原材料価格の高騰が背景にあり、年間で1万3000品目以下にとどまる見通しだ。特に、10月には年間最大の2900品目が値上げされたものの、年末にかけては沈静化が見込まれている。一方、25年の値上げ予定品目はすでに1000品目を超えており、24年を上回るペースで推移すると予測される。物流費や包装資材費なども高騰しており、25年の食品価格上昇は粘着質な継続傾向にあるとみられている。

品目別に見ると、11月の値上げ対象にはふりかけやチョコレートなど幅広い食品が含まれ、単月での平均値上げ率は16%に達した。また、円安の影響もあり、包装材や物流費の上昇が価格改定の要因として大きく寄与している。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com