財務・人事NSユナイテッド海運(東京都千代田区)は10月31日発表した2025年3月期の第2四半期(中間期)決算の通期連結業績予想を、売上高が前回予想比60億円増の2340億円、営業利益が同9億円減の211億円と修正した。
修正の背景として、今後のドライバルク市況について世界全体で鉄鋼生産量および鉄鋼原料輸送需要が底堅く推移する事を見込んだ。一方で、中国の経済停滞による粗鋼生産減少が鉄鋼関連貨物の輸送需要に与える影響が懸念され、第4四半期以降は南米の雨季入りにより貨物出荷が滞るなど、季節要因による市況の軟化も想定される。
外航海運事業において、期中に進行した円安が収益を押し上げた一方、マーケットから手配した船舶の借船料や入渠費・修繕費といった外貨建て費用負担の増加もあり、前年同期比で増収減益となった。内航海運事業の業績は前年同期比で増収増益となった。
今期は累計で、売上高が前年同期比14.6%増の1287億2300万円、営業利益が同4%減の117億600万円、純利益は同16.7%減の91億5300万円で増収減益だった。
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