財務・人事飯野海運は10月31日、2025年3月期通期業績予想を下方修正した。売上高を前回予想から10億円増の1460億円、営業利益を同18億円減の174億円、経常利益を15億円減の169億円とし、最終利益は172億円に据え置いた。
同日発表した24年3月期第2四半期決算は、売上高が前年同期比9.5%増の739億9800万円、経常利益が同13.6%減の89億5000万円、最終利益が0.4%減の96億2900万円の増収減益だった。
外航海運業は、ケミカルタンカー市況は高い水準を維持したものの、大型原油タンカーの需要が減少したことや、LPG船のスポット運賃の大幅下落、LNG船のスポット用船料下落などを受け、売上高は9.9%増の616億7300万円、営業利益は16.7%の81億600万円となった。
内航・近海海運業は、内航ガス輸送の輸送量減があったものの、既存契約を中心に効率配船に取り組んだことや、近海ガス輸送では既存の中長期契約に基づき安定的な貸船収入を確保できたことなどで、売上高は14.6%増の57億1000万円、営業利益は2億2500万円(前年同期は営業損失4300万円)となった。
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