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フェデックス、大規模投資で中東全域に経済効果

2024年11月6日 (水)

拠点・施設フェデックス(アメリカ)は5日、2024年度の世界的な経済影響報告書を発表し、同社の中東地域における大規模投資を通じた経済的影響について明らかにした。同報告書は、ビジネスデータと分析の大手プロバイダーであるダン&ブラッドストリートと共同で作成されており、フェデックスが世界経済の成長に与える「FedExエフェクト」を強調している。

2024年度の報告によると、フェデックスは世界経済に直接的に850億ドルの影響を与え、これは世界の総経済産出量の0.1%に相当する。また、中東、インド亜大陸、アフリカ(MEISA)地域においても、同社は交通、保管、通信分野での地域経済への貢献が0.1%に達しており、間接的には280百万ドルが地域全体の経済に寄与した。

フェデックスはこの地域の持続可能な成長に貢献するために、ドバイ・ワールド・セントラル(DWC)空港に最先端のハブを開設し、UAE経済に3億5000万ドルを超える長期投資を行った。このハブは5万7000平方メートルの敷地に、自動化されたソートシステムやエネルギー効率の高いシステム、電気車両用充電ステーション、温度管理が必要な貨物に対応する170平方メートルの冷蔵施設を備えている。この施設の導入により、ドバイは地域および国際貿易の重要拠点としての役割がさらに強化される。

さらに、同社はカタールの自由貿易地域における地域物流施設の設立に向けて覚書を締結し、ベトナムと中東間のインターコンチネンタルサービスを拡充して、UAEやサウジアラビアの輸入業者向けの配送時間を短縮する新たな航空サービスも導入している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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