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豊田通商、インドネシア最大の部品メーカーに出資

2013年5月29日 (水)

荷主豊田通商は29日、インドネシア最大の自動車部品メーカー「アストラオートパーツ社」の発行済み株式4.9%を、同社の親会社「アストラインターナショナル社」から取得することで合意した、と発表した。

アストラインターナショナル社が保有するアストラオートパーツ社株式のブックビルディング方式による売り出しに対して入札を行ったもので、投資額は8860億ルピア(93億円)となる見込み。

豊田通商は、これまで日系自動車メーカー・部品メーカーのインドネシア進出、生産拡大に合わせ、原材料・部品の現地調達・加工・物流などのサプライチェーン、土地・工場の賃貸や総務・人事・経理などの事務系業務を支援するテクノパーク事業など自動車分野で幅広い事業を展開。

アストラインターナショナル社、アストラオートパーツ社とも日系メーカーとの合弁事業を通じ、40年以上にわたって良好な関係を構築してきた。

アストラオートパーツ社はインドネシア最大の自動車部品メーカーで、自動車部品の鍛・鋳造からプラスチック成型、タイヤ製造、アフターマーケットまで幅広い自動車部品のコングロマリットを形成し、同国の日系自動車メーカー・部品メーカーに製品を供給している。

今回の資本参加で、豊田通商は同国自動車市場でアストラオートパーツ社とのパートナーシップを強化し、自動車関連事業の拡大を目指す。また、豊田通商とアストラインターナショナル社は、自動車以外の分野でも関係を強化する。