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ONE、EU新規制対応のサーチャージ導入

2024年11月11日 (月)

国際Ocean Network Express(ONE)は8日、来年1月から施行されるFuelEU海事規制に対応するため、新たな環境適合サーチャージを導入すると発表した。現在、EU域内の港に寄港する船舶にはEU排出量取引制度(EU ETS)に対応するサーチャージが設定されているが、これを廃止して、EU ETSとFuelEU海事規制の両方のコストを組み合わせた料金とする。

現在、EU域内の港に寄港する船舶は(EU ETS)に基づき、欧州連合排出枠(EUA)の取得によってCO2排出量を補償することが義務付けられている。EUAの必要比率は24年は40%だが、25年には70%に引き上げられる。このため、同社は同制度が施行された昨年1月から、サーチャージを導入している。

これに加え、来年1月からはFuelEU海事規則が施行され、EUなど欧州30か国に寄港する船舶は、船内エネルギー消費の温室効果ガス(GHG)強度を削減するため、低炭素燃料の使用が義務付けられる。規制は段階的に引き上げられ、2025年の2%から始まり、2050年の80%削減を目標にしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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