財務・人事守谷輸送機工業(横浜市金沢区)は11日、2027年3月期中期経営計画の計数目標を引き上げた。
売上高を前回比30億円増の250億円に、営業利益を同12億円増の45億円にそれぞれ上方修正した。
売上内訳では、堅調な需要を背景に製造・販売の売上想定を10億円増額修正。保守・修理ではメンテナンスニーズの高まりから修理需要機会の取込みを想定し、売上想定を20億円増額修正した。利益については売上想定の引上げ、原価率改善などで営業利益想定を12億円引上げ。コストアップも想定するが価格転嫁浸透で吸収を見込む。
今期は累計で、売上高が前年同期比10.9%増の91億2500万円、営業利益が同59.8%増の17億4500万円、純利益が69.8%増の12億2700万円だった。
主力の荷物用エレベーターの製造・販売、据付及び保守・修理は、2024年問題や技術労働者不足等により工事発注が先送りされる案件があったものの、大型化が進む物流施設の需要の他に、半導体やその周辺産業、データセンター等の需要が顕在化しつつあることから、受注状況は堅調だった。
2025年3月期の通期業績予想は直近と変わらず、売上高が前期比11.9%増の196億2000万円、営業利益が同40.7%増の36億5000万円、純利益が47.2%増の25億3000万円と据え置いた。
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