M&A昨年11月に民亊再生法の適用を申請し、各種エンターテインメント事業を展開するKeyHolder(東京都渋谷区)の支援を受けながら再建を進めてきた運送・倉庫業のトポスエンタープライズ(千葉市美浜区)が10月1日、KeyHolderの連結子会社となった。今後、物流倉庫や運送車両をエンターテインメント事業や映像制作にも活用し、経営の再建や両社の事業拡大を図っていく。
トポスは、パチンコホール向け遊技台の保管や輸送が主力事業で、近年は一般物流や卸売、ホテル、コンビニ事業などにも事業を拡大している。パチンコチェーン運営、ガイア(東京都中央区)のグループ会社だったが、昨年10月、ガイアが民事再生法の適用を申請したため、金融債務の一部を保証していた同社も事業継続のため民事再生法の適用を申請し、経営再建を図ることになった。
今年4月になって、KeyHolderが支援に乗り出し、トポスの株式1800株すべてを2500万円で取得し、4億3350万円を貸し付けることなどで合意し、スポンサー契約を結んだ。
その後、債権者の同意を取り付け、裁判所からも再生計画案の認可を受けたことから、トポスは発行済全株式を取得後、消却したうえで、第三者割当増資を実施して、KeyHolderが全株式を取得した。
トポスは「物流事業における総合品質管理の取り組みをより一層積極的に図り、人材の育成・教育にも努めることで、時代のニーズに応える組織体制を通じて社会に貢献していく」としている。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com