国内愛知県トラック協会は14日、同協会の本部が入る愛知県トラック総合会館の竣工式テープカットセレモニーを執り行った。かつて同地にあった旧施設が老朽化し、2022年に建て替えを開始。2年の歳月をかけ、地上6階建て、延床面積4024平方メートルの新会館が10月31日に完成し、この日の竣工式に至った。
式の冒頭、登壇した県ト協の寺岡洋一会長は「4年前、私はこの老朽化した会館の再建を決意しました。その後、愛知県の大村知事と対談する機会があり、私は唐突に会館の建て替えをお願いしたのです。知事から快諾を得て、それからとんとん拍子でこの日を迎えることができました」と挨拶した。
新会館は災害対策拠点として、高い安全性と防災拠点としての役割を発揮できるのが最大の特徴。免震構造による地震対策を行っているほか、各室に衛星電話や防災無線を備える。また、行政などへの連絡手段を確保した災害応急対策、冠水時も支障がないよう、災害対策室を5階、設備機器を屋上に設置した水害対策を施し、不測の事態に備えている。
同館は再生可能エネルギーを除く、省エネのみで、基準の一次エネルギー消費量から50%以上の削減に適合した建造物のZEB Ready(ゼブレディー)の認定を取得した。同館は省エネ5%を含む64%を削減している。BCP(事業継続計画)のため、館内には太陽光発電システム、蓄電池、糞尿を汚水マンホールへ直接流す災害用のマンホールトイレ、一度に複数の機器を充電できる防災タワー(EPB)を完備している。
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