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大成温調、ベトナム企業と提携、海外調達網共有も

2013年6月17日 (月)

荷主大成温調は14日、ベトナム大手設備工事会社「シープロデックス冷蔵工業」(シーレフィコ社)の発行済株式20%を取得することに合意し、業務提携を行うための関連契約を締結したと発表した。

13日に16.45%を2億4500万円で取得し、今後発行済株式の20%の保有を目指し、3.55%を追加取得する。大成温調は取締役1人を派遣し、同社の経営に参画することで合意している。

シーレフィコ社はホーチミンを拠点にホテル、商業施設や事務所ビルなどの空調・給排水衛生工事、電気工事を手掛けている。

特に南部の高層ビル市場ではトップシェアの地盤を持ち、先進的な産業用冷凍技術を保有、産業用冷凍機器、ポリウレタンパネル製造の分野でも高い競争力を備えている。

今回の提携で、シーレフィコ社は日本のプロジェクト管理手法を習得するとともに、生産工場、大型集合住宅など今後の同国での日系案件への対応力を強化。

大成温調は、ベトナム国内で協業することにより、シーレフィコ社の企業価値向上を目指すとともに、有望な将来性を持つミャンマー・カンボジアなど周辺の東南アジア諸国への市場拡大を進める。

また、人材育成、海外調達網の共有、オフショアCADサービスの開始なども提携プログラムとして展開する。