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商船三井、海難事故で「コンテナ流出の可能性」

2013年6月20日 (木)

話題インド洋航行中に船体中央部で2つに破断し、自力航行不能に陥った商船三井運航のコンテナ船「MOLコンフォート」の海難事故について、同社は20日午前11時40分頃、「一部のコンテナ貨物が海上に流出した可能性があるものの、多数は船体後半部に積載された状態にあると確認した」と発表した。

日本時間19日午後11時(ドバイ時間午後6時)時点の情報として、船体後半部は北緯13度00分・東経61度29分付近を漂流し、依然として東北東へ移動を続けている。現場は荒天下で視界も制限されており、同社は「船体前半部の状況を引き続き確認中」としている。

また、19日にアラブ首長国連邦のジュベリアリ港を出帆した監視船は、現場海域への到着が当初予定から1日ずれ込み、24日頃到着する見込みとなった。

積荷については、コンテナ貨物の一部が海上に流出した可能性があるが、多数のコンテナ貨物が船体後半部に積載された状態であることを確認した。船体前半部の状態は確認できていない模様。

同社は救助業者と契約し、曳航手配を含めて貨物、本船救助の準備を進めており、油の流出状況についても「多量の油の流出は確認されていない」としている。