財務・人事キユーピーは25日、2028年11月期を最終年度とする4年間の中期経営計画を公表した。経営効率化と成長領域への投資を加速するとして、1000億円の設備投資を行うほか、積極的な未来投資として、200億円を計画している。このうち、北米や中国、東南アジアへの商品供給能力を増強するため、生産ラインの自動化や物流強化などに300億円を投じる。
最終年度の連結売上高は6000億円と24年11月期見通し比で1140億円の増を目指す。営業利益も450億円と同期見通し比で110億円伸ばし、売上高営業利益率は7.5%と0.5ポイント高めるとした。また、自己資本利益率(ROE)を1.3ポイント高い8.5%以上とし、海外売り上げCAGRを2桁%以上にするなどの目標を掲げた。
国内事業については、事業利益率8.0%を達成するとして、商品開発の体制見直しや販売の効率化に取り組むほか、ITやデジタルを活用した生産物流の効率化を図る。生産ラインや拠点の最適化やスマートファクトリー化を進めるとしている。
海外事業では生産物流の強化のほか、海外ブランディングに取り組み、計画最終年度には、売上高を24年11月期見通しの931億円から2倍近い1800億円にまで伸ばすとしている。
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