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清涼飲料自販機の消費電力、4割以上削減

2013年6月27日 (木)

話題清涼飲料自販機協議会は27日、清涼飲料自動販売機の2012年の総消費電力量が、短期目標値を大幅に上回る43.5%の削減を達成した、と発表した。

省エネ型自動販売機の導入、屋内に設置されている自動販売機照明の24時間消灯などに取り組んだ結果、05年を基準年として、11年には39.9%と1年前倒しで達成、12年の短期最終年は43.5%と大幅な削減を実現した。

予定数の4倍の最新省エネ機「ヒートポンプ式自動販売機」を投入したことが、総消費電力量の削減に大きく寄与した。

ヒートポンプ式自動販売機は、冷却で発生した熱を外に放出せず、ホット商品を温めるのに効率よく熱を再利用する仕組みで、全国で稼働している250万台の自動販売機の40%(100万台)を占めており、年々割合が高まっている。

東日本大震災以降、全国的に節電の取り組みが実施されているが、同協議会では屋内自動販売機照明の24時間消灯を進めており、12年末時点で屋内自動販売機の120万台のうち85%が消灯運転を実施。

このほか、ピークカット機能やゾーンクーリング・ヒーティングシステム、真空断熱材の使用、ヒートポンプ技術の進化、LED照明やソーラ発電を搭載した自販機の急拡大――などが寄与したとみられる。