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アスクル、首都圏基幹物流拠点が7月末稼働

2013年7月3日 (水)
ロジパーク首都圏の外観

ロジパーク首都圏の外観

ロジスティクスアスクルは3日、首都圏の基幹物流拠点「ロジパーク首都圏」が今月末に稼働を開始すると発表した。新拠点は総投資額202億円で、延床面積は東京ドーム1.5個に相当する7万2126平方メートル。16億円を投じてリニューアルした西日本の主力拠点「大阪DMC」と合わせて、東西基幹センターに218億円を投資した。

新拠点では、7万SKU超の当日・翌日配送商材を2倍に増やし、処理能力を既存の同社物流拠点の2倍に引き上げることで、物流コストを3分の2に抑制する。8月上旬までに東西基幹センターで2万SKUを追加し、まずは5万SKU体制で運用する。

こうした拠点投資に平行して、ガムテープなしの開封が用意なパッケージを採用するとともに、全自動で無駄な空間の配送費をカットする仕組みを用い、緩衝材を大幅に削減して顧客のストレス解消を図るほか、自社配送便の配送効率を高めてコスト削減につなげる。

同社の試算によると、1ピッキングあたりの庫内作業コストはロジパーク首都圏で既存のDCMセンターの4割減、大阪DMCはリニューアル前に比べて1割減となる見込み。

ロジパーク首都圏では、ヤフーと共同で立ち上げた個人向け通販サイト「LOHACO」の商材から取り扱い、3か月以内をメドに埼玉県、東京都新宿区、ほかの東京都下、群馬県、茨城県、長野・山梨県――と、キャパシティオーバーが見込まれる近隣の物流拠点の物量を段階的に吸収し、3か月後の稼働率目標を50%超に設定する。