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味の素とF-LINEにモーダルシフト連携・協働部門賞

2024年12月10日 (火)

▲モーダルシフト優良事業者大賞表彰の表彰省式の様子(出所:F-LINE)

認証・表彰味の素(東京都中央区)は10日、日本物流団体連合会主催の「第1回モーダルシフト優良事業者大賞表彰」で、連携・協働部門の優良事業者賞をF-LINE(東京都中央区)と共同で受賞したと発表した。

対象となったのは、川崎市川崎区と兵庫県西宮市の間のモーダルシフト化で、味の素が先行して進めていた船舶・鉄道輸送への転換を、子会社の味の素食品でも進めた。

同社には川崎市川崎区に川崎物流センターと味の素食品川崎工場があり、主力生産、物流拠点となっている。F-LINEの西宮物流センター(兵庫県西宮市)との間の輸送について、味の素は以前からモーダルシフトを図り、物流センター間の輸送のほぼ100%が船舶、鉄道に切り替わっていた。

しかし、川崎工場から西宮物流センターへの輸送はモーダル化が遅れ、2021年時点で35%にとどまっていた。このため、味の素食品でもリードタイムの延長や、システムインターフェースの改修、工場出荷製品の順番変更、積込時間の調整などを行い、31フィート鉄道コンテナや海上トレーラーの増便手配を進めた。

運用方法としては、川崎市の物流センターと川崎工場を同じエリアとみなし、F-LINEがエリア内で輸送計画を調整。制約の多い海上トレーラーは主に物流センター発で活用し、鉄道コンテナを川崎工場発で優先使用することによって物流の増減に対応した。

これによって、川崎工場からの輸送も今年4月に完全モーダルシフト化を達成。味の素食品は前年に比べCO2排出量を80%削減できた。

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LOGISTICS TODAY編集部
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