ロジスティクス三井倉庫ホールディングスと三井倉庫ロジスティクス(東京都中央区)、野村総合研究所(千代田区)は11日、トラックの走行情報や燃料消費量など、一次データを用いたルートごとのCO2排出量算定実証実験を、2023年10月から24年3月にかけて実施したことを発表した。
現状、物流のCO2排出量算定はトンキロ法などの二次データを基に行われているが、エコドライブや配送効率化の取り組みを反映させることが難しい課題があった。本実験では、トラックに設置した記録計で得た走行情報や燃料消費量を基に、輸送ルートごとに製品単位でCO2排出量を算定する可能性を確認。これにより、物流効率化によるCO2排出量削減効果を具体的に反映できる。
三井倉庫グループは物流拠点やトラック、貨物の提供を、野村総合研究所は記録計の設定やデータ収集基盤の構築を担当した。データ分析は両社が協力して行い、ISO14083(23年発行)への対応も視野に、排出量データの効率的な収集方法と精度向上に取り組んでいる。
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