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山王、間接部門スリム化など経営合理化策

2013年7月10日 (水)

荷主山王は10日、希望退職者の募集や本社間接部門のスリム化を柱とした経営合理化策を実施すると発表した。

これまで、主材料費の低減活動や経費削減の取り組みを進めることで、生産性と収益性の向上に取り組んできたが、第3四半期にスマートフォンやタブレット型端末などのIT機器向けの受注に「急激な生産調整が入った」ことから、売上が大幅に減少。

第4四半期以降は、スマートフォンやタブレット型端末などのIT機器関連で回復の動きが見られるものの、薄型テレビやパソコンなどのデジタル家電が依然として低迷する見通しとなっていることから「抜本的な収益構造の改革を直ちに実施することが必要」と判断した。

具体的には、正社員を対象とした希望退職者を50人程度募集するほか、新規事業開発体制の再構築、営業部門の再編などによって本社間接部門業務を見直し、組織のスリム化を図る。

また、取締役の業務内容を見直し、取締役数の削減を実施するとともに、既に実施している役員報酬の減額を継続する。