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三菱アルミニウム、米・タイで押出多穴管を商業生産

2013年7月11日 (木)

拠点・施設三菱アルミニウム(東京都港区)は10日、同社傘下で熱交換器用アルミニウム押出チューブ(押出多穴管)の製造・販売を行っている米国サーマレックス社(アラバマ州モンゴメリー市)、タイのムアン・マックス・タイランド社(バンコク市郊外)で、押出プレスを1基ずつ増設し、2014年の後半から商業生産を開始する、と発表した。サーマレックス社で9.5億円、ムアン・マックス社で7.9億円をそれぞれ投資する。

また、今回の増設により、生産能力はサーマレックス社で1万3000トン(現行比3000トン増)、ムアン・マックス社で7200トン(2400トン増)となる。

北米、東南アジアでは、自動車の生産台数が毎年4-6%前後増加する見通しで、冷暖房空調設備のアルミ化も進んでいることから、押出多穴管の需要拡大が見込めると判断。受注量が増加するとみて、生産能力を増強することにしたもの。

同社グループでは、中国・江蘇省にも製造・販売拠点を設置しており、日本を含めた4極体制でグローバルな製品供給を行っている。