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川崎近海、小型チップ船をスクラップ売船

2013年7月11日 (木)

ロジスティクス川崎近海汽船は11日、小型チップ船「トロピカル・シーロード」(1989年建造、貨物載貨容積100万立方フィート)をスクラップ売船したと発表した。

国内製紙業界で、生産縮小に伴い大型チップ船の整理を急速に進めている影響を受け、小型チップ船の領域であった近海チップソースへの配船も、港湾整備と併せて大型化が進んでいる。

国内に現存する小型チップ船は4隻程度に減少しており、同社は「トロピカル・シーロードの希少価値を活かすため延命を続けてきたが、現行の市況水準ではフリー運航は困難」と判断し、スクラップに至ったもの。

中長期的にはアジア圏の紙の生産量が増加し、大型チップ船の市況回復に伴って「小型チップ船も活躍の場が出てくる」としている。