ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

サッポロHD、韓国でのビール販売を本格化

2010年11月26日 (金)

産業・一般サッポロは、グループ戦略として掲げる「戦略的提携の実施」「国際展開の推進」のアジアでの具体策として、2009年に発表したベトナムへの進出に続き、韓国でのビール販売を本格的に開始する。サッポロホールディングスは26日、グループのサッポロインターナショナルと韓国の大手乳業メーカー「メイル乳業」が韓国国内のビール販売事業に関する業務提携に合意し、同国でのビール販売を本格的に開始すると発表した。

 

メイル乳業社は、チーズ類やチルドカップコーヒーのシェアが韓国トップの大手乳業メーカーで、レストランなど幅広い事業を展開している。韓国国内でのビール市場は成熟しつつあるものの、輸入ビールカテゴリは05年から5年間で約2倍と急速に拡大。また、日本と比べて業務用の占める割合が高い(約50%)特徴がある。

 

サッポロHDは12月以降、韓国にサッポロブランド商品の輸出を開始し、メイル乳業社が同社の販売網を通じて同国内のコンビニエンスストア・スーパー・チェーン飲食店などへの販売を順次拡大していく。また、メイル乳業社直営のレストランでも、サッポロ商品の販売を開始する。

 

本格販売を開始する11年は、30万函(350ml×24本換算)の販売を計画。5年後の15年には150万函まで拡大し、韓国国内での輸入ビールブランド1位を目指す。また、メイル乳業社で専門販売チームをつくり、韓国国内の飲食店への展開を推進するほか、今後はビール販売事業にとどまらず、幅広い事業分野での提携を検討していく。