調査・データ与信管理クラウドサービスを提供するリスクモンスターは19日、同社子会社であるリスクモンスターチャイナ(中国上海市)が、「中国における日系物流業の市場動向」に関する調査結果を公表したと発表した。
親会社別の企業数ランキングでは、日本通運が45社で最多、続いて日本郵船と伊藤忠ロジスティクスが同数の34社、山九が33社で4位となった。また、業種別では「複合一貫輸送・運送代理業」が466社と最も多く、そのうち9割以上が運送代理業務に従事していることが明らかになった。
地域別では、上海市に全体の37.5%に当たる381社が集中しており、広東省と江蘇省がこれに続いた。中国東部の沿岸地域に日系物流企業が多く集まる背景には、国際物流の利便性を重視した港湾利用が挙げられる。2023年の港湾貨物取扱量は前年比8.2%増の170億トンに達し、国外市場との交易が活発化しており、日系物流業者にとって海外展開支援のビジネスチャンスが拡大しているという。
本調査は2023年3月時点の法人登記情報を基に、中国全土の日本企業が出資する運輸・倉庫・郵便業に分類される1016社を対象に行われた。
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