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AGC、関東-九州間でDB活用した共同輸送本格化

2024年12月19日 (木)

ロジスティクスガラスや化学品など素材メーカーのAGC(東京都千代田区)は19日、物流業界が抱える輸送力不足やCO2排出量削減の課題解決を目的に、複数企業との連携により構築した共同輸送データベースを活用した、共同輸送の取り組みを本格的に開始すると発表した。このデータベースは、2025年からのサービス提供を予定しており、運輸デジタルビジネス協議会(TDBC)分科会のリーダーであるAGCが主導して構築したもの。

▲AGC、共同輸送データベース画面(クリックで拡大、出所:AGC)

茨城県と佐賀県の間で独自の輸送を行っていたAGCと、神奈川県と福岡県の間で輸送を行っていたヤンマーロジスティクス(大阪市北区)が協力し、茨城-佐賀-福岡-神奈川とラウンド輸送することで物流を効率化。具体的な数字は示されていないが、乗務員の1運行ごとの貨物重量の増加や車両台数の削減を実現した上、輸送の効率化によるCO2排出量の削減といった効果を確認することができているという。

AGCはことし1月から7月にかけて、TDBC分科会に所属するトランコムや大王製紙、ライナロジクス(千葉県市川市)など9社と連携し、実証実験を実施。この実験では、発着地や車両仕様などの基本情報を登録・共有できるデータベースを構築し、企業間で自由に共同輸送候補を検索・検討できる仕組みを確立した。データベースの運営は、動態管理サービスを運営するtraevo(トラエボ、東京都港区)が担う。

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LOGISTICS TODAY編集部
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