ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

東海電子、23年以降アルコールチェックのNG率上昇

2025年1月6日 (月)

調査・データアルコール検知システムの開発、販売を手掛ける東海電子は6日、同社が運営するクラウドアルコールチェックシステムの過去5年間のビッグデータに基づく分析結果を公表した。2023年から業務で車両を運転するすべての人がアルコールチェックの対象者となったが、酒気帯びでNGとなる率が以前に比べてやや上昇したという。

車両を使う業務前のアルコール検査については、2011年にトラックやバス、タクシーなど「緑ナンバー」の車両のドライバーを対象に義務化された。さらに、一般の営業車両(白ナンバー)についても、23年12月から義務付けられた。対象者は全国で緑ナンバー110万人、白ナンバー750万人と言われている。

同社は18年からアルコールチェックのデータをクラウド上に保存できるサービスを行っており、18年以降のビッグデータを個人が特定できないように加工したうえで分析。その結果を公表した。

分析結果によると、23年以降、同社のサービスを利用してチェックを受ける人が急増しており、22年には月間23万人だったのが、24年には月間83万人を超えた。年間のアルコールチェック回数も22年の297万回から1330万回となった。

このうち、酒気帯びとして運転がNGとなった人の数は、22年に年間4448人だったのに対し、24年は2万6585人となった。NGの回数は22年が8537回で、24年は4万5817回だった。

総チェック数に対するNG回数を率にすると、白ナンバーにも検査が義務付けられる前の21、22年はそれぞれ0.29%、0.292%と0.3%を下回っていたのに対し、義務付けられた23年以降は0.383%、0.351%と0.3%台後半となった。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com