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ジェットスター、日本LCC初の貨物事業参入

2013年7月25日 (木)

ロジスティクスジェットスター・ジャパン(千葉県成田市)は25日、エアロジスティクス・ジャパン(東京都中央区)と物流事業で提携し、日本のLCC(ローコストキャリア)として初の貨物事業を26日から開始する、と発表した。

当面は成田国際空港と関西国際空港をネットワークハブとして、札幌(新千歳)、福岡、沖縄(那覇)路線でサービスを提供する。貨物輸送の体制が整い次第、段階的に名古屋(中部)、大分、鹿児島、松山へも拡大していく。

輸送では安全性、効率性確保のためコンテナを使用する。現在、ジェットスター・ジャパンが保有するエアバスA320機材13機すべてが貨物搭載に対応しており、1機あたり7台のコンテナを搭載できる。計画では最大で5台を貨物用コンテナとして使用する。

エアロジスティクス・ジャパンの澁谷学社長は「世界で100社以上の航空会社を顧客にもつ航空貨物販売総代理店としての経験を活かし、日本の顧客のニーズに合う航空貨物輸送サービスを展開する」とコメント。

ジェットスター・ジャパンの鈴木みゆき社長は「ジェットスター・ジャパンは、就航以来、国内路線網の拡充に注力しており、現在LCCとしては国内線で最大の運航便数を提供している。そのネットワークを活用して、国内旅客輸送のみならず、国内貨物輸送を提供することで、航空輸送の更なる利便性向上に貢献していく」と今後の事業展開に意欲を示した。

今後、ジェットスター・ジャパンは、ジェットスターグループとの国際線接続も活用する方針。