日通、救急医療器具返送サービスを開始

バックボード専用ケース

メディカル日本通運は25日、救急医療器具の全身固定ボード返却サービス「ドクターヘリ・ボードリターンサービス」を開始する。

ドクターヘリは、救急医療が必要な患者にいち早く医療スタッフを送り込み、病状に適した医療機関へ搬送するために活躍している。

ドクターヘリによる患者搬送は、患者を乗せるバックボードと呼ばれる搬送器具が使用されており、患者を乗せたバックボードがそのまま医療機関へ搬送されることから、搬送先医療機関は所有機関向けにバックボードを返却する必要がある。

日通が開始するバックボード返却輸送サービスでは、医療機関で行われている返却時の負担を軽減するために、バックボード専用ケースを開発。集荷・配達時の梱包・開梱などの作業を行い、医療機関は集荷依頼を行うだけで、バックボードの返却が可能となった。

また、同社はドクターヘリによる救命救急の継続的な発展のため、救急ヘリ病院ネットワークの賛助会員として、新サービスの利用1件につき100円を寄付することを決めた。